なつかしの駅名標
北海道

(4) 道南 - 渡島・檜山・後志・胆振・日高

駅名標・日高本線浦河駅
国鉄日高本線浦河駅。小さい駅ではあったが、当時の日高支庁所在地の代表駅で、札幌直通の急行えりももあり、まだ本線の急行停車駅にふさわしい貫禄があった。(1983年撮影)
 
駅名標・函館本線渡島大野駅
JR函館本線渡島大野駅。旧・大野町の代表駅とはいえ商店街もない寂しい所にあった。新幹線との接続駅に選ばれ、新幹線開業とともに新函館北斗となり、駅も一新された。(2012年撮影)
 
駅名標・江差線上ノ国駅
国鉄江差線上ノ国駅。上ノ国町の中心駅。この写真の少し前まで急行があり、木古内とここの間はノンストップであった。急行廃止のダイヤ改正から普通6往復というダイヤが最近の廃線まで変わらず続いていたが、乗客は年々減少の一途をたどったようである。(1981年撮影)
 
駅名標・函館本線銭函駅
国鉄函館本線銭函駅。札樽間はこの当時も札幌への通勤通学客などで栄えていたが、駅間距離は長く、汽車時代のままで、地元の人も国鉄のことは汽車と呼んでいた。今は隣の張碓が廃止になった他方で、手稲との間には3つも駅ができている。(1983年撮影)
リンク:ステーションワールドオールド・銭函駅
 
駅名標・松前線千軒駅
国鉄松前線千軒駅。松前線は、江差線の木古内〜江差間よりも利用者が多かったが、線名単位での輸送密度算出の結果、早くに廃止になってしまった。実際、当時の江差線よりは各駅ともパラパラと利用者が見られた感じがする。(1981年撮影)
 
駅名標・冨内線冨内駅
国鉄富内線富内駅。線名にもなるほどの駅だが、特に大きな駅ではなかった。富内線は、いかにも地味な日高の山中に分け入るローカル線で、距離こそ長いものの、乗客も少なく、きわめて地味な線であった。(1982年撮影)
 
駅名標・冨内線豊田駅
国鉄富内線豊田駅。中央本線の豊田よりも開駅は後だが、胆振豊田とはならなかった。1986年に富内線全線が一気に廃線となり、この駅名も見られなくなった。(1982年撮影)
 
駅名標・冨内線仁世宇駅
国鉄富内線仁世宇駅。漢字からカタカナが誕生した説明見本みたいな駅名である。富内線は基部は胆振地方の武川水系を遡るが、富内の先で沙流川水系へ移り、そこからは日高地方の寂しい所を走った。仁世宇はその区間にある、人家も利用者も僅かの寂しい駅であった。(1982年撮影)
 
駅名標・函館本線張碓駅
国鉄函館本線張碓駅。当時の函館本線札樽間は、1時間に2〜4本の普通列車が不定の間隔で走っており、車輌も電車、気動車、客車とまちまちで、今と比べれば誠に楽しい通勤路線であった。張碓は、日中に4往復が停車する駅で、どういう基準で停車列車を選んでいるのかわからない、不思議な駅であった。既に海水浴場は閉鎖されていたので、乗降客はほとんどいなかったが、駅員はいた。(1980年撮影)
 
駅名標・日高本線東静内駅
国鉄日高本線東静内駅。日高本線の日高地方は競走馬の産地で、牧場を眺めながら走る牧歌的な風景が魅力だった。形式的には2021年が正式廃止だが、実際は2015年から鉄道は運行されていなかった。静内から先は客も減って、ローカル線らしさが濃くなる、そんな所にある駅であった。(1982年撮影)
 
駅名標・函館本線姫川駅
函館本線姫川駅。もともと信号場であり、ついでに乗客を乗降させる乗降場として機能していたが、JR発足時に他の多くの乗降場と同時に正規の駅になった。しかし乗降客がほとんどなく、隣の東山とともに2017年に廃止され、今は信号場である。(2012年撮影)
リンク:ステーションワールド・姫川駅
 
駅名標・瀬棚線美利河駅
国鉄瀬棚線美利河駅。瀬棚線は渡島半島を横切るローカル線で、1987年に全線が廃線になっている。美利河は日本海側と太平洋側の分水嶺にあたる場所にある高原の駅で、語源もアイヌ語の「美しい川」から来ている、自然豊かな場所にある駅であった。(1982年撮影)
 
駅名標・岩内線幌似駅
国鉄岩内線幌似駅。岩内線は函館本線小沢駅から分岐する短いローカル線であったが、終着の岩内は当時、それなりに大きな町だったので、ある程度の利用者は見られた。幌似駅は小沢と同じ共和町にあり、役場に一番近い駅だったが、利用者は少なかった。(1981年撮影)
 
駅名標・胆振線御園駅
国鉄胆振線御園駅。後志側の最後の駅で、峠を越えて隣の新大滝まではかなりの距離があった。その間に尾路遠という仮乗降場があったが、駅名標には記載されていなかった。(1982年撮影)


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